皇室と品格

前回の記事以降、ばあちゃんは皇室について、色々な情報を収集した。

新聞の記事やテレビはもちろん、ネットのニュース、ブログ記事など、本当に色々な記事が出てきて本当にびっくりした。その中で色々なことをかんがえたのだけれど、そこは自分自身の原点、幼いころの記憶を辿ってみることにした。

 

平成の世になって29年が経とうとしているが、今だに皇室と聞くと、昭和の時代を思い出してしまう。スクッとした立ち姿でお手を振る昭和天皇のお姿が蘇ってくる。下々の者は思わず頭を垂れてしまうような大きな大きな存在感。そこには、わたしたちには到底出しえない品格があった。

 

昔はテレビや新聞のニュースで垣間見る程度だった皇室関係のあれこれが、インターネットの普及で色々な写真や記事などを拝見させていただけるようになった。本当に色々な記事があった。あったが、うん、やっぱり「そこに品格はあるのだろうか」という観点でみると、うーんと首を傾げてしまうことがあると思う。

 

身近もいいかもしれないけれど、身近過ぎてはいけない。だって、わたしたちとは違うのだから。生まれも違う、育ちも違う、そして美しくなければならない。もちろん姿形の事を言っているのではなく、内面からでる美しさ、内面が身体を媒体にして表出される美しさというのでしょうか。だからこそ、人心がそこに集う、心を寄せる。品格は一朝一夕で作られるものではないですものね、やはり毎日のお暮らしぶりに品格がついてくる。そしてきっと昔は自分達にはない品格に憧れ、自分達もそのようにあろうとする気持ちが日本人の中にあったようにも思えます。

 

さて今はどうでしょう?

そこに「品格」はありますか?

 

あれば、今ネットをにぎわすような記事は出てはこないでしょう。国民に愛され、支持されることがどれだけ大切なことなのか、安っぽい愛はいりません。皇室はわたしたちの品格と胸を張って言える様な存在であって欲しい、それがばあちゃんの願いです。